米国では、2020年には約51万4,000人であった認知症患者数が、2060年には毎年約100万人に達する見通しであることを報告する論文が、 Nature Medicine に掲載される。55歳以降の生涯における認知症発症リスクは約42%であると、著者らは推定している。この研究結果は、多様な集団における認知症リスクの軽減と健康的な加齢を促進する公衆衛生戦略の必要性を示している。
動物は、生物学的に糖分を欲するようプログラムされているが、糖分の摂取を管理しないと、糖分の過剰摂取につながり、高血糖や代謝性疾患のリスクが高まる。これまでの研究では、さまざまな食品に対する欲求は、食事の好みを伝える重要な器官である腸から脳に送られる信号に由来することが示唆されている。しかし、糖分に対する欲求の制御は複雑なプロセスであり、腸内微生物の役割は不明である。